ラツィオファンに人種差別チャントの疑い、試合はナポリ勝利で首位堅持
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【2月4日 AFP】15-16イタリア・セリエAは3日、第23節の試合が行われ、ラツィオ(SS Lazio)対ナポリ(SSC Napoli)戦は人種差別的なチャントで試合が一時中断するなか、首位のナポリが2-0で勝利を収めた。
ナポリはゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の得点で先制すると、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)がすぐさま追加点を挙げ、ユベントス(Juventus)と勝ち点2差の首位を守った。
ところが試合には、人種差別的な意図があるラツィオサポーターのチャントが暗い影を落とした。チャントはナポリのセネガル代表DF、カリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)を標的にしていたとみられ、審判団は後半に試合を3分間中断する判断を下した。
ナポリのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、「試合を止めてくれてよかった。ひどく失礼な状況になり始めていたからね」と話した。
ラツィオにはなんらかの処分が下される可能性もあるが、チームに所属するナイジェリア出身のオゲニー・オナジ(Ogenyi Onazi)は、ラツィオファンの人種差別は「ありえない!」と疑惑を否定した。
オナジは、「プレー中は、何を言っているかは聞こえない。試合に集中してるから」とコメントしている。
ナポリは前半24分、カジェホンの折り返しにイグアインが合わせると、シュートはいったん相手GKフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)に阻まれたものの、跳ね返りがイグアインの胸に当たってそのままゴールに転がり込んだ。
さらにその3分後には、カジェホンが追加点を挙げてリードを広げた。カジェホンは、5-1で大勝した1月31日のエンポリ(Empoli)戦でも2得点を挙げていた。
多少の幸運に恵まれながらも、序盤のチャンスをしっかりものにしたイグアインはこれでリーグ戦23試合で23得点目。セリエAが20チームになって以降では最多となる、グンナー・ノルダール(Gunnar Nordahl)の1シーズン35ゴールの記録(1949-50シーズン)更新を狙えるペースを維持している。
さらにナポリはこれでリーグ戦7連勝を達成し、1988年のクラブ記録に並んだ。
対するラツィオは、同日の試合でエンポリが後半ロスタイムに同点ゴールを決め、ウディネーゼ(Udinese)と引き分けたため、入れ替わりで順位を1つ落として9位となった。(c)AFP/Justin DAVIS