【1月31日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が来年夏に行われる欧州選手権(UEFA Euro 2016)までにフランス代表に復帰することを願っていると明らかにした。

 ベンゼマは現在、代表でチームメートだったマチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)をわいせつな映像を材料に脅迫したとして起訴されており、フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長は、事件が解決するまで代表招集を見送る方針を明らかにしている。

 ベンゼマは先日、フランスに帰国して2度目の証拠提出を行い、6月までの事件解決の可能性を高めようとしている。ジダン監督は、「ベンゼマの件と個人的な問題については解決すると思っているし、できる限り早く解決してほしい」と語った。

 今季のベンゼマは、公式戦出場20試合21得点とピッチ外の問題の影響を感じさせない活躍を見せており、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)前監督からジダン監督に指揮官が交代して以降も、3試合で5得点を記録している。

 ジダン監督は、「フランスに戻る前に本人と話したが、すべて順調だった。それが一番重要なことだ」と述べた。

「私にとって重要なのは、ベンゼマが良い状態を保っていることだ。われわれがみる限り、グラウンド上では幸せに過ごし、練習に励み、そして非常にいいプレーをしている」

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