【1月30日 AFP】ナイジェリア北東部の市場で29日、少年によるものとみられる自爆攻撃があり、目撃者の証言によれば、少なくとも10人が死亡した。

 複数の目撃者によれば、爆発は、イスラム過激派アダマワ(Adamawa)州ゴムビ(Gombi)にある混雑した市場で、グリニッジ標準時(GMT)の29日午前11時(日本時間同日午後8時)ごろに起きた。

 市場の警備員によると、自爆したのは12歳前後の少年とみられるという。

 同国北東部はイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の襲撃などにさらされているが、今回の自爆攻撃の被害は、そうした状況の中でも最悪規模だという。

 アダマワ州の州都ヨラ(Yola)から約120キロのゴムビも、これまでにたびたびボコ・ハラムによる襲撃を受けている。

 ナイジェリアのムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領は先月、ボコ・ハラムとの戦いには「形の上では」勝利したが、自爆攻撃や爆弾攻撃の勢いは衰える気配がないと述べていた。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR