【1月27日 AFP】ロシアの週刊誌が先週、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(63)と離婚したリュドミラ(Lyudmila Alexandrovna Putina)さん(58)が再婚したと報じたことについて、大統領報道官は26日、コメントを拒否した。同国の国営メディアは、元夫人の再婚が事実なら、プーチン大統領自身の再婚への道が開けるかもしれないと報じている。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は日例の電話会見で、リュドミラさん再婚の報道についての質問に対し、「私には、リュドミラさんとその私生活について発言する権限はない」と返答した。

 しかし国営のニュース専門チャンネル「ロシア24(Rossiya 24)」のウェブサイトは、プーチン大統領の私生活についての臆測を報じる異例の記事を掲載し、「これらの報道を受け、各ブログ上では、今度はプーチン大統領の結婚の発表を待つべきではないかという見方が広がってきた」と報じた。

 統制が厳しいとされる同国の国営メディアが、虚偽報道や政府が否定している内容について言及することはめったにない。同サイトはさらに、2014年にプーチン大統領が「まず元妻のリュドミラさんに結婚してもらってから、自分のことを考える」と発言した動画も掲載している。

 プーチン大統領をめぐっては以前から、31歳年下の元新体操世界女王アリーナ・カバエワ(Alina Kabayeva)さんとの交際のうわさが広がっている。ただこれについては、双方が怒りをあらわに否定している。

 プーチン大統領と航空会社の客室乗務員だったリュドミラさんが結婚したのは1983年。夫妻は娘2人に恵まれたが、2013年になって離婚を発表した。(c)AFP