■ドロップショット多用は「思考停止」

 グランドスラムで通算35回目のベスト8進出を果たしたジョコビッチだが、ドロップショットを多用しすぎたことについて「思考停止」に陥っていたと表現しており、実際にそのほとんどはネットにかかるか、シモンに追いつかれていた。

「こういう表現が正しいか分からないけど、思考停止に陥ることが誰にでもある。一連のドロップショットについては、それが原因だったと言える」

 錦織との準々決勝を前に、ジョコビッチは長時間の試合が影響することはないだろうと、周囲の不安を一蹴している。

「こういう状況は、前にも経験したことがある。グランドスラムの良いところは、中一日で十分に休めることだ」

「もっとひどいときには、長い試合の後、ほとんどリカバリーの時間がなかったこともある。だから絶対に大丈夫だ」

 グランドスラム27大会連続の準々決勝進出を決めたジョコビッチは、メジャー連続8強入り記録で、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏と並ぶツアー歴代2位に浮上している。(c)AFP/Robert SMITH