【1月23日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は23日、女子シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は1-6、1-6で大会第14シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)に敗れた。

 2度の全豪覇者アザレンカが将来有望な大坂を退け、チェコのバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova)との4回戦に駒を進めた。

 元世界ランク1位のアザレンカはわずか56分で大坂を一蹴し、8年連続の16強入りを決めている。

 シーズン序盤から好調のアザレンカは、前哨戦のブリスベーン国際(Brisbane International 2016)で優勝を飾っており、この試合を含めた大会3試合でわずか5ゲームしか落としていない。

 過去2年はけがに苦しんでいたものの、アザレンカは復調の兆しを見せており、現世界1位で前回大会覇者のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)撃破の候補に名乗りを上げている。

 試合後にアザレンカは「今まで試合をしたことのない選手との対戦だったので、簡単ではありませんでした。序盤は適応しなければならないことがたくさんありましたが、集中し続けることができました」と語った。

「満足です。とにかく、コートの上で自分の持っているものすべてを出したいです」

 一方、ハイチ出身の父親を持つ大坂は、2回戦で第18シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を下して注目を集めた。四大大会(グランドスラム)デビューとなった今大会では2勝を挙げ、セレーナからも賛辞を受けた。

 しかし、完成されているアザレンカに対して世界127位の大坂の描いた成長曲線ははあまりにも急なものだった。(c)AFP