【1月23日 AFP】英当局から税務調査を受けていた米インターネット検索大手グーグル(Google)が英国に未納税金1億3000万ポンド(約220億円)を支払うことになった。同社の広報担当者が22日、明らかにした。

 英国で事業を展開しながら本社を他国に置いている多国籍企業の納税額が低いことをめぐってかねて論争が起きており、英歳入関税庁(HMRC)はそうした状況を受け6年に及ぶ税務調査を行っていた。

 グーグルの広報担当者によれば、同社は今後、英国に拠点を置く広告主による収益に準じて、「英国のグーグルの規模と範囲を反映した」税金を英国内で納めることになるという。

 グーグルは欧州の中心拠点を法人税率が低いアイルランドに置いているが、英国放送協会(BBC)は、今後グーグルは海外の販売事業の大半をアイルランドではなく英国で登録することになると報じている。(c)AFP