【1月22日 AFP】ドイツ西部のケルン(Cologne)で20日、レイプで有罪判決を受けて予防拘禁中の男(58)が、外出先のビアホールで付き添いの看守らの目を盗んで逃走した。警察は21日も当局が「危険な人物」と呼ぶ男の捜索を続けた。

 逃走したのはペーター・ブライデンバッハ(Peter Breidenbach)被告。1991年にレイプと重大な強盗の罪で刑期9年の有罪判決を言い渡され、以来、予防拘禁措置が取られてきた。当局によると、看守の1人と店内のトイレに入っている間に姿をくらませたという。

 ノルトラインウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州法務省の報道官は今回の失態について「あってはならないこと」と地元紙に語った。

 逃走現場のビアホールは有名なケルン大聖堂の近く。逃げ出したときは手錠をはめられていなかったという。(c)AFP