【1月22日 AFP】韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領は22日、北朝鮮核問題の「創造的」な解決策として、手詰まり状態にある6か国協議から北朝鮮を除いた5か国での協議が必要だとの認識を示した。

 朴大統領は各省幹部との報告会で、北朝鮮の核問題について「北朝鮮を除いた5か国協議など、多様で創造的な方法を見出す必要がある」と述べた。

 6か国協議は2003年、北朝鮮の非核化を目指して韓国、北朝鮮、米国、日本、ロシア、中国が参加して始まった。しかし、北朝鮮は2009年にミサイル発射実験に対する制裁措置に反発して脱退を表明。以来、協議は棚上げ状態が続いている。

 北朝鮮の主要同盟国である中国は協議再開に積極的な姿勢を見せているが、朴大統領は「たとえ6か国協議が再開しても、実効性には疑問がある」と指摘した。(c)AFP