【1月22日 AFP】イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に所属するジュゼッペ・ロッシ(Giuseppe Rossi)は21日、ソーシャルメディア上で間もなくクラブを退団するとの意向を表明した。

 2013年にスペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)からヴィオラ(La Viola、フィオレンティーナの愛称)に加入して以降、膝の故障に悩まれてきたロッシは、今季はじめには減俸に合意していた。

 米ニュージャージー(New Jersey)州出身で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などに所属していた28歳のロッシは、再びスペインでプレーすることになるとみられている。

 フィオレンティーナはこのニュースについてまだ認めていないものの、報道によればロッシはリーグ最下位のレバンテ(Levante)へ6か月のレンタル移籍を経たのち、2007年から2013年まで所属して計136試合に出場したビジャレアルに戻ると報じられている。

 この日、ロッシはツイッター(Twitter)で女性ファンから1月の移籍市場でフィオレンティーナを去るのか問われると、クラブを退団することになるだろうと明かした。

 ロッシは、「ファンにできる限りの恩返しをしたくて、この数か月間はクラブで治療とトレーニングに全力を尽くしてきた」と投稿すると、「だけど、出場機会がほとんどなく、試合間隔があいてしまうと続けることは難しい」と心境を吐露した。

「サッカーは僕の人生であり、プレーできなければ決して満足感は得られない。もう一度笑顔を取り戻したいから、君やフィオレンティーナのファンには僕の立場を理解してくれることを望んでいる」

「僕の心の中には、いつもフィオレンティーナがいる。メッセージが長くなって申し訳ないけど、言わなきゃならないことだから」

 現在、フィオレンティーナはリーグ首位のナポリ(SSC Napoli)に勝ち点6差の4位につけており、24日にはトリノ(Torino FC)を本拠地に迎え撃つ。(c)AFP/Justin DAVIS