【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は20日、女子シングルス2回戦が行われ、5度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る第5シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、6-2、6-1でベラルーシのアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich)に快勝した。

 28歳のシャラポワは、世界ランク105位のサスノビッチを一蹴し、開幕前の不安がうそのような好調を維持している。

「昨年の好成績(準優勝)から1年経って、このコートに戻ってこられるのはうれしいです」としたシャラポワは、「対戦したことがない相手だったので、いつも通りトリッキーでしたが、うまくいったので満足しています」とコメントした。

 13回目の全豪オープン出場を果たしたシャラポワは、最初のサービスゲームからゾーンに入っていた。

 第2ゲームでサスノビッチのショットがアウトになり、1ブレークアップとしたシャラポワは、2度目のブレークで4-0とリードした。

 その後はブレーク合戦が続き、セットポイントでシャラポワがダブルフォールトを犯すと、サスノビッチはその後のラリーを制して2-5と追い上げた。

 それでもシャラポワは悪い流れを断ち切り、4度目のブレークとともに、38分で第1セットを先取した。

 昨年の韓国オープン(Korea Open Tennis 2015)で、予選から決勝進出を果たしたサスノビッチだが、トップ30の選手からは白星を挙げたことがない。

 下部ツアーで決勝の常連になるなど、好成績を残しているサスノビッチだが、シャラポワの試合経験にはかなわなかった。

 第2セットでシャラポワが3ゲームを連取すると、サスノビッチのプレーから自信が失われ、エラーを連発してしまった。

 サービスゲームを1回キープしたサスノビッチだが、シャラポワが2度目のブレークで勝利を決定づけた。

 シャラポワは3回戦で、ローレン・デイヴィス(Lauren Davis、米国)とマグダレナ・リバリコワ(Magdalena Rybarikova、スロバキア)の勝者と対戦する。(c)AFP