スペインの裁判所がネイマール召喚、バルサ移籍問題で
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【1月14日 AFP】スペインの裁判所は13日、FCバルセロナ(FC Barcelona)移籍に絡む不正疑惑について経緯を聞くため、サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を召喚した。同選手は、2月2日に出廷して証言を行うことになる。
昨年は5冠を達成したFCバルセロナだが、ネイマールがカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)からスペインの強豪に移籍した経緯については、以前から不正が疑われており、クラブやネイマール本人、そして家族を巻き込んだ問題に発展している。
ネイマールの他にも、FCバルセロナのサンドロ・ロセール(Sandro Rosell)前会長、ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)現会長、ネイマールの両親、サントスFCの幹部2人が裁判所に召喚されている。
原告はブラジルの投資会社DIS。ネイマールがサントスFCに所属していたとき、移籍金の40%を受け取る権利があった同社は、昨年6月、同選手がFCバルセロナに移籍した際に不正と汚職があったことを告発し、捜査が始まった。
DIS社は、FCバルセロナとサントスFCが移籍金を低く公表したため、本来の取り分を手にすることができなかったと主張している。
バルトメウ会長は2月1日に出廷する予定で、FCバルセロナとサントスFCはそれぞれ、代理人を通じて証拠を提出しなければならない。(c)AFP