【1月14日 AFP】仏東部のアルプス(Alps)山中にあるスキーリゾート、レドゥーザルプ(Les Deux Alpes)で13日、雪崩が発生し、高校の遠足で訪れていた生徒2人を含む3人が死亡した。

 警察関係者によると、雪崩に見舞われたスキー場は、年間を通じて一般には開放されていなかった。雪崩はリヨン(Lyon)から訪れていた高校生のグループを直撃し、16歳の女子生徒が現場で死亡したほか、男子生徒1人が搬送先の病院で死亡。さらに同グループとは無関係のウクライナ人男性1人も亡くなった。

 亡くなった生徒2人は、生徒19人のグループのメンバーで、現場でスキーをしていた。引率の教員1人も重傷を負い、近郊のグルノーブル(Grenoble)にある病院に搬送された。仏国民教育省の発表によれば、ほかの生徒たちは無事で、リヨンの高校に戻った。

 パトリック・カネール(Patrick Kanner)都市・青少年・スポーツ相は記者会見で、閉鎖中のゲレンデに教員が生徒を連れて立ち入った理由の調査が行われる予定だと語った。(c)AFP/Benoit PAVAN、Sandra LAFFONT、Nicole DESHAYES