【1月12日 AFP】メキシコの刑務所を半年前に脱獄し、逃亡を続けていた麻薬王「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者(58)が先週に身柄を拘束された際、潜伏先の住宅内に掘られたトンネルを使って逃走を試みていたことが分かった。

 メキシコ北西部ロスモチス(Los Mochis)にある住宅で行われた作戦では、兵士らが銃で武装した男5人を殺害、容疑者6人を拘束。だがグスマン受刑者は、クローゼット内の鏡の裏に隠されていたトンネルから脱出した後だった。

 全長20メートルのトンネルは下水道につながっており、グスマン受刑者は側近と共に下水道を約1キロにわたり進んだ後に地上に出て、自動車を盗んで逃走を図ったが、最終的に拘束された。(c)AFP