【1月9日 AFP】冒険家のトレイシー・カーティス・テイラー(Tracey Curtis-Taylor)さんが9日、自身の所有する年代物の飛行機、1942年に製造されたボーイングステアマン(Boeing Stearman)オープンコックピット複葉機で英国からオーストラリアまでの飛行に成功し、シドニー(Sydney)に無事着陸した。

 飛行士の草分け的存在だったエミー・ジョンソン(Amy Johnson)さんが1930年に達成した、英イングランド(England)からオーストラリアまでの歴史的な単独飛行を手本にしたと語るカーティス・テイラーさん。今回の飛行はこれまでの女性飛行士たちに敬意を表するためのものだという。

 カーティス・テイラーさんは昨年10月1日に、英南部ファンボロー(Farnborough)を出発。オーストリアのウィーン(Vienna)、トルコのイスタンブール(Istanbul)、ヨルダンのアンマン(Amman)を経て、パキスタン、インド、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシアへと向かった。欧州から中東、アジアを飛行したその行程は、約2万1000キロに及んだ。(c)AFP