ジョコビッチとナダル、決勝で47度目の対戦へ エクソンモービル・オープン
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【1月9日 AFP】男子テニス、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2016)は8日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、通算47度目の対戦となる決勝戦に駒を進めた。
世界ランキング1位のジョコビッチは、第3シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に苦しめられながらも6-3、7-6で競り勝ち、決勝進出を果たした。
ベルディハとこれまで23度対戦し21勝を収めているジョコビッチは、序盤はファーストサーブが決まらずブレークを許すなど、一時は1-3でリードされたが、そこから5ゲームを連取して第1セットを奪った。
第2セットは両者ともにサービスゲームをキープし、観客に高次元のテニスを披露したが、タイブレークでジョコビッチはベルディハの最初のサービスをブレークすると、一気に試合を決めた。ジョコビッチは、今大会4試合で一つもセットを落とさずに決勝に進んでいる。
一方のナダルは、イリヤ・マルチェンコ(Illya Marchenko、ウクライナ)を6-3、6-4で退けた。
2015年は不本意なシーズンに終わったナダルは、今大会最高のパフォーマンスでマルチェンコを下し、自身がベストの状態を取り戻しつつあることを示した。
1回戦で前回王者のダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を破ったマルチェンコに対し、ナダルは第1セットのファーストの確率が100パーセントを記録するなどサーブで圧倒し、ブレークポイントを1度しか許さなかった。また、ナダルはこの試合で6本のエースと16本のウイナーを記録している。
9日の決勝は、近年のテニス界で有数のライバル関係にある両者の対戦となる。
全ての四大大会(グランドスラム)の決勝で顔を合わせている両者は、これまで決勝の舞台で23度対戦しており、そこでの通算成績ではジョコビッチが13勝とわずかにリードしている。
9日にキャリア通算99度目の決勝の舞台に立つナダルに対し、ジョコビッチはツアーで16大会連続の決勝に進んでいる。
これまで両者は46度対戦しており、対戦成績は23勝23敗の五分となっている。(c)AFP/David HARDING