【1月8日 MODE PRESS WATCH】「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」は、アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が手がける2016年春夏広告キャンペーン「シリーズ4(SERIES 4)」を世界各国で順次公開する。

 「シリーズ 1」から続くニコラによる広告キャンペーンは、今回も3部作構成。多様な面を持つミューズが、フォトグラファーのユルゲン・テラーとブルース・ウェーバー、そして日本のゲーム会社「スクウェア・エニックス」によって表現されている。

 ユルゲン・テラーはマイアミの澄んだ青空を背景に、韓国人女優のペ・ドゥナを撮り下ろした。

「今回のコレクションを製作していた時も彼女のイメージを心に描いていました。彼女の内面からは、力強さに加えて、ルイ・ヴィトンの価値観と一致するアーティスティックな感性が滲み出ています」とニコラが評価するペ・ドゥナは、メゾンの新たなヒロインだ。

 若さとエネルギーを捉えることにたけているブルース・ウェーバーは、フロリダ・ウエストコートにあるタンパで女性グループのいきいきとした様子を捉えた。その中に混じる主役は、男性のジェイデン・スミス。スカートをはいた彼はジェンダーから解き放たれ、自由なドレスコードを取り入れたニュージェネレーションや、ワードローブの融合といった現象を表している。

 そしてもう一人には、ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのヒロイン「ライトニング」を抜擢。勇敢な行動を取る女性の姿をバーチャルのキャラクターに重ね合わせた。ニコラは、「ライトニングは、グローバル、勇敢な女性、そして生活の中でソーシャルなネットワークとコミュニケーションがシームレスに張り巡らされた世界を体現する完璧なキャラクターです」と述べている。

 個性派女優、男性、バーチャルヒロインが多様性のある女性像を表現した最新キャンペーンは、アート作品の仕上がり。フォトグラファー2人が制作したフィルムも公式サイトおよび公式アプリ「Louis Vuitton PASS」にて公開中となっているので、ぜひチェックして。

■関連情報
・ルイ・ヴィトン 公式HP:www.louisvuitton.com
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