【1月6日 AFP】男子テニス、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2016)は5日、シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-7、6-3、6-1で同胞のパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)に競り勝ち、2回戦進出を決めた。

 元世界ランク1位のナダルは、第1セットのタイブレークを落とすと、初戦敗退を喫した前回覇者のダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)と同じ運命をたどるかに見えた。しかし、四大大会(グランドスラム)通算14勝のベテランは、第2セットから試合を自分のペースに持ち込んで、フルセットの末に勝利を収めた。

「第2、第3セットでは良いプレーができた。ミスを減らして、とてもポジティブになれた」と振り返るナダルは、「第2セットの序盤に微調整をした」と、第1セットからの切り替えが重要だったことを明かした。

「少しインテンシティーを高め、ウイナーを狙って積極的に攻めた。それができたとき、すべてが変わっただろう?」

 世界ランク67位のカレーニョ・ブスタは、第1セットでセットポイントを3回ふいにしたものの、なんとかタイブレークを制して1セットアップとした。

 先週、エキシビションのムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship 2016)を制したばかりのナダルは、カタール・エクソンモービル・オープンで2年連続の初戦敗退を喫するかに思われたが、最後は自分の試合を展開して、オランダのロビン・ハーセ(Robin Haase)と対戦する2回戦へ駒を進めた。(c)AFP/David HARDING