【12月30日 AFP】パキスタン北西部マルダン(Mardan)で29日、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の戦闘員が政府庁舎の正門にオートバイで突っ込んで自爆し、26人が死亡、50人以上が負傷した。うち11人が重体。地元当局者がAFPに明らかにした。

 現場となったのは、身分証明書を発行している国家データベース登録局(National Database and Registration Authority)の地方支局で、正面玄関は爆発により吹き飛ばされた。

 パキスタン軍はTTPの拠点に対し大規模な攻勢をかけており、TTPの勢力は弱まってきていると専門家らは指摘していたが、今回の事件は、TTPには今なお多数の死者を出す攻撃を行う能力があることを示す結果となった。(c)AFP/Lehaz Ali