【12月24日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)は、スタジアムの外で求職のサインを掲げていた将来のロスター候補をスカウトし、練習生として契約した。

 契約にこぎつけたWRジョー・アンダーソン(Joe Anderson)は、インスタグラム(Instagram)に職を求める投稿をしていたほか、シーズン終盤の急募を狙って、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)の本拠地NRGスタジアム(NRG Stadium)の外でも、NFLの仕事がしたいと書かれたカードを掲げていた。

 ボール紙に「ホームレスではないが、成功に『飢えている』んだ。食料のために走るよ」とメッセージを書いて、先月から仕事を探していたアンダーソンは、この写真をソーシャルメディアにも投稿していた。

 NFLの練習生は、公式戦でプレーすることができないものの、声がかかれば他球団とも契約できる。

 27歳のアンダーソンは、2012年から2013年までシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)で9試合に出場し、昨年はフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)と練習生契約を交わしていた。

 アンダーソンは、ベアーズの元同僚であるWRブランドン・マーシャル(Brandon Marshall)とジェッツで再会を果たすと、一緒に練習に臨む写真をインスタグラムに投稿した。

「文字通り一文無しで、夢しか持っていなかった僕にチャンスをくれたニューヨーク・ジェッツ(@nyjets)の皆さんに心から感謝します。人生をあきらめた人に、夢はかなうと証明した!」

(c)AFP