【12月24日 Relaxnews】豪シンクタンク「2thinknow」が毎年発表する「世界の革新的な都市」指数(Innovation Cities Index)2015年版で、英ロンドン(London)が1位に選ばれた。

 ロンドンは欧州で最初に世界経済危機への対応に革新的戦略を導入した首都として高く評価され、米シリコンバレー(Silicon Valley)やオーストリアのウィーン(Vienna)、米ボストン(Boston)など過去に1位を獲得した都市を抑えて「世界一革新的な都市」の栄冠に輝いた。

 5位には韓国のソウル(Seoul)が入り、6位以下は米ニューヨーク(New York)、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)、シンガポール(Singapore)、仏パリ(Paris)、東京と続いている。

 また最近、順位を上げている都市として、27位のスペイン・バルセロナ(Barcelona)、40位の中国・北京(Beijing)、48位の露サンクトペテルブルク(St Petersburg)、52位の台湾・台北(Taipei)、56位のスペイン・マドリード(Madrid)、61位のアイルランド・ダブリン(Dublin)、74位のインド・ムンバイ(Mumbai)、99位のポルトガル・ポルト(Oporto)などの存在感が際立っている。

 グローバル化が進む中東諸国では、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)が23位に、アブダビ(Abu Dhabi)が42位に、トルコ・イスタンブール(Istanbul)が95位に入った。

 ただ、全体を見ると北米の都市が31%を占めた。一方、アジアの都市は19%まで増えている。

「世界の革新的な都市」指数の全リストは、http://www.innovation-cities.com/indexesに掲載されている。(c)Relaxnews/AFPBB News