【12月21日 AFP】モーリシャスからフランス・パリ(Paris)へ向かっていた仏航空大手エールフランス(Air France)の便が、機内で偽の爆発物が発見されたためケニアに緊急着陸した騒ぎで、仏警察筋は21日、乗客だったカップルを拘束したことを明らかにした。

 カップルはフランスへ帰国する際に国境警備隊に身柄を拘束された。

 これに先立ちエールフランスの広報担当者はAFPに対し、他の乗客らの命を危険にさらした人物に対し、同社は訴訟を起こす構えだと話していた。

 乗客459人と乗員14人が搭乗していたボーイング(Boeing)777型機のトイレで20日に発見された不審物は、段ボールや紙片、タイマーを組み合わせて作ったもので、爆発を引き起こすことは不可能だった。

 この不審物発見後、同機はケニア・モンバサ(Mombasa)の空港に緊急着陸し、乗客らは緊急脱出スライドを使って避難、警察や海軍が出動した。(c)AFP