【12月22日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は21日、イタリアのアルタバディア(Alta Badia)で男子パラレル大回転が行われ、チェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud、ノルウェー)が優勝した。

 今季からの新種目で32人の中からヤンスルードとアクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)が勝ち上がり、決勝に進出。同胞対決を制したヤンスルードは今年3月以来の優勝を記録し、スビンダルは今季6勝目を逃した。

 スウェーデンのアンドレ・ミーラー(Andre Myhrer)がドイツのドミニク・シュワイゲル(Dominik Schwaiger)を制して3位に入り、ほぼ2年ぶりの表彰台となった。

 一方、総合4連覇中のマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は、最初の試技で旗門を通過できず早期敗退を喫している。

 また、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)、フェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther、ドイツ)、テッド・リゲティ(Ted Ligety、米国)ら強豪選手は、2本の試技を行った1回戦で敗退している。

 総合争いでは、アルタバディアの厳しいコースで史上初の大回転3連覇を果たしているヒルシャーに代わり、スビンダルが首位を奪取している。(c)AFP