【12月21日 AFP】15-16イタリア・セリエAは20日、第17節の試合が行われ、イタリア代表のアントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)が2得点を挙げたラツィオ(SS Lazio)が2-1で首位インテル(Inter Milan)に勝利し、優勝争いの行方は分からなくなった。

 同日の試合では、フィオレンティーナ(Fiorentina)とナポリ(SSC Napoli)が勝利していたものの、ラツィオを本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)に迎えたインテルは、両チームとの勝ち点差を再び4に広げるものとみられていた。

 前半5分、カンドレーヴァに先制点を許したインテルは、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)のゴールで同点としたが、後半42分に再びカンドレーヴァにゴールネットを揺らされた。

 リーグ戦で第9節を最後に勝利がなかったラツィオのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、この結果により首の皮一枚で指揮官職を守った。

 インテルが今季のリーグ戦で3敗目を喫したことにより、勝ち点で並ぶ2位フィオレンティーナと3位ナポリとの差は1に縮まった。4位ユベントス(Juventus)とは同3差、5位ASローマ(AS Roma)とは同4差となっている。

 また、敵地でフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)と対戦し、4-2で勝利した6位ACミラン(AC Milan)とインテルとの勝ち点差は8となっている。

 なお、インテルは終了間際にフェリペ・メロ(Felipe Melo)がラツィオのルーカス・ビリア(Lucas Biglia)に蹴りを入れて一発退場となると、その数分後には、ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)が2度目の警告で退場処分を受けている。

 インテルの予期せぬ敗戦でクリスマス休暇に入るセリエAは、来月6日に後半戦の開幕を迎える。(c)AFP