【12月21日 AFP】15-16スペイン1部リーグは20日、第16節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は10-2でラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に勝利した。

 レアルは本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で9人となったラージョからギャレス・ベイル(Gareth Bale)が4ゴールを決めるなど10得点を奪い、この日敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、そして15クラブW杯(2015 FIFA Club World Cup)出場のため今節試合がなかったFCバルセロナ(FC Barcelona)の首位2チームとの勝ち点差を2に縮めた。

 スペイン1部リーグの試合で1チームが10得点を挙げたのは55年ぶりとなっている。

 とはいえ、前半12分までに1-2とリードを許した時点でレアルのサポーターは批判にさらされているラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督に対し、非難の声を浴びせていた。

 同じマドリード(Madrid)をホームとするラージョにここ14戦負け無しのレアルは、前半3分にベイルのアシストからダニーロ(Danilo Luiz da Silva)が先制した時点では、いつも通りの午後を過ごすかに思われた。

 しかし、ここ数週間みせている守備のもろさを露呈したレアルは、同10分にアントニオ・アマヤ(Antonio Amaya)、さらに2分後にはホサベド(Jozabed Sanchez Ruiz)に得点を許した。

 サポーターが今にも暴動を起こしそうな状況となる中、ラージョのティト(Roberto Roman Triguero 'Tito')がトニ・クロース(Toni Kroos)に対し不必要なタックルを浴びせて退場となり、レアルは一息ついた。

 すると同25分、2失点目の守備でミスをしていたダニーロのクロスからベイルがヘディングシュートを決め、この試合早くも4点目が生まれた。

 さらにその3分後、ラージョはラウル・バエナ(Raul Baena)がペナルティーエリア内でセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)を引っ張り、この試合2枚目のイエローカードを受けて9人となった。

 このPKをクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が蹴り込むと、今度はラージョのディフェンスラインの裏に抜け出したベイルがこの日自身2点目となるゴールを決めた。

 一方的な展開は後半も続き、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)がカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とロナウドのゴールをお膳立てした。

 これで今季公式戦23点目を挙げたロナウドが今度はアシストに回り、低いクロスからベイルがシュートを決め、レアル加入後2度目となるハットトリックを達成した。

 ベイルが同25分にこの試合4点目を挙げた後の交代時には、スタンディンオベーションでベンチに迎え入れられた。

 その後もゴールへの渇望が止まらないレアルは同35分と45分にベンゼマがゴールを決めてハットトリックを達成し、歴史的な一夜を締めくくった。(c)AFP/Kieran CANNING