エディット・ピアフ生誕100周年、襲撃の影響残るパリで式典
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【12月20日 AFP】仏歌手エディット・ピアフ(Edith Piaf)の生誕100周年にあたる19日、パリ(Paris)で記念式典が開かれた。皮肉にも、1か月前のパリ同時テロ事件は、ピアフが表現した「生きる喜び」をまさに標的としたものだった。
ピアフは、イスラム過激派が金曜の夜の外出を楽しむパリジャンを標的に実行した11月13日の一連の襲撃の中で、最悪となる90人が死亡したコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」のステージに立った数多くの有名な歌手の一人。
襲撃事件後、その影響が残る中、ピアフがパリの街を歌った歌、パリにいる多くの飲み騒ぐ人、哲学者、貧者、恋人を歌った歌が家庭で流れ、テレビやラジオで幾度となく放送された。
米歌手マドンナ(Madonna)はニューヨーク(New York)で行われた公演で、ピアフの最も有名な歌「La Vie en Rose(バラ色の人生)」をウクレレの伴奏だけで演奏し、フランスへの連帯を示した。
19日にはピアフが洗礼を受けたパリ19区にあるネオゴシック様式の教会、 サンジャン・バティスト・ド・ベルビル(Saint-Jean-Baptiste de Belleville)教会で追悼式典が行われたが、関連の記念行事が新年まで行われる予定。(c)AFP