【12月19日 AFP】米国とカナダで17日夜に一般公開された人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ(Star Wars)」の最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』が、公開初日夜だけで5700万ドル(約69億円)の興行収入を上げた。映画業界に詳しい専門家によると、同作品は、興行収入の各カテゴリーで、これまでの記録を塗り替える可能性もあるという。

 映画公開初日夜での興行収入では、これまで4350万ドル(約53億円)を記録した『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2(Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2)』(2011年)がトップだった。同作品は初日全体での興行成績で最高となる9100万ドル(約110億円)の記録も保持しているが、「スター・ウォーズ」新作はこの記録も破ると予測されている。

 最新作は、16日に公開が始まった英国、ドイツ、ノルウェー、スウェーデンでも新記録を達成しており、これまでの興行収入は全世界で1億3000万ドル(約158億円)となっている。

 映画業界専門家に分析によると、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)社が2億ドル(約242億円)を費やして製作したとされるこのシリーズ7作目は、オープニング週末の興行収入でもこれまでの記録を塗り替え、史上最高のとなる可能性が高いという。

 同カテゴリーでのこれまでの記録は、2015年6月に公開された『ジュラシック・ワールド(Jurassic World)』の2億880万ドル(約252億円)だった。

 累計興行収入では、ジェームズ・キャメロン(James Cameron)監督の『アバター(Avatar)』が記録した27億8000万ドル(約3370億円)と、『タイタニック(Titanic)』の21億8000万ドル(約2640億円)がトップ2に君臨している。

 映画興行収益を調査する米Rentrakは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の累計興行収入が20億ドル(約2400億円)以上となる映画の仲間入りを果たす可能性も十分あるとしている。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT