【12月17日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)の空港で16日、離陸に向けて後退していたインド国営航空会社エア・インディア(Air India)の航空機のジェットエンジンに同社の技術者が巻き込まれ、死亡する事故が起きた。エア・インディアが発表したほか、同国のメディアが報じた。

 事故が起きたのは16日夜。ハイデラバード(Hyderabad)行きのAI619便の副操縦士が、地上スタッフからのサインを間違えてエンジンを始動したことが原因。インドPTI通信(Press Trust of India)はエア・インディアの匿名情報提供者の話として、エンジンのそばに立っていた技術スタッフがエンジンに巻き込まれて死亡したと報じている。

 エア・インディアはツイッター(Twitter)の公式アカウントで、技術スタッフの1人が「AI619便のプッシュバック中の事故で死亡した」と発表したが、詳細については明らかにしていない。(c)AFP