【12月17日 AFP】米大リーグ(MLB)では16日、3球団のトレードが成立した。この結果、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)のトッド・フレイザー(Todd Frazier)三塁手がシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)へ移籍し、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は3選手を獲得することになった。

 MLBオールスターゲーム(All-Star Game)選出2度のフレイザーは、2014年からの2年間で64本塁打、打率2割6分4厘、33盗塁を記録する活躍をみせている。

 今回のトレードでは、ホワイトソックスがフランキー・モンタス (Frankie Montas)投手、マイカー・ジョンソン(Micah Johnson)二塁手、トレイス・トンプソン(Trayce Thompson)外野手をドジャースへ、ドジャースはホセ・ペラザ(Jose Peraza)二塁手、スコット・シェブラー(Scott Schebler)外野手、 ブランドン・ディクソン(Brandon Dixon)二塁手兼外野手をレッズへ移籍させることになる。

 ペラザ以外の選手は全員、各球団の若手有望株トップ15の扱いとなっている。

 この3球団は、いずれも昨季から戦力の入れ替えを図っている最中で、ホワイトソックスは2015年の通算成績が76勝86敗に低迷し、ア・リーグ中地区ではワールドシリーズ覇者カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)から19ゲーム差をつけられた。

 レッズは64勝98敗に沈み、昨季はフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)に次ぐワースト2位の成績。ドジャーズは92勝70敗でナ・リーグ西地区を制したものの、プレーオフの地区シリーズではニューヨーク・メッツ(New York Mets)に敗れた。(c)AFP