【12月13日 AFP】15-16ドイツ・ブンデスリーガ1部は12日、第16節の試合が行われ、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が試合中に主将のフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)に手渡したメモが功を奏し、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は2-0でFCインゴルシュタット(FC Ingolstadt 04)に快勝した。

 バイエルンの指揮官に就任して以降、独ミュンヘン(Munich)で行われる詩の朗読会に参加していることで有名なグアルディオラ監督は、戦術的な指示が書かれたメモを選手に渡すという采配をこの試合で初めて披露し、文学に対する愛情を示した。 

 本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で行われた試合で、両チーム無得点のまま迎えた後半13分、グアルディオラ監督はラームにメモを渡した。

 そしてメモに書かれた指示を読んだラームは、ウイングのキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)に右から左に移るよう指示し、中盤のハビ・マルティネス(Javi Martinez)にはディフェンラインに入るよう伝えた。

 戦術を変更したバイエルンは、後半20分にジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)のパスからロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が今季15得点目を決めて先制すると、同30分にはラームが追加点を挙げた。

 グアルディオラ監督は試合後、メモについて「複数の選手に変更を加えたかった。選手がみんなに伝える方が、それぞれをピッチサイドに呼ぶよりも簡単だからね」と語っている。

 前節の試合でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に1-3で敗れ、リーグ戦今季初黒星を喫したバイエルンだが、これで13日に試合を控える2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に再び勝ち点8差をつけている。

 グアルディオラ監督は、メンヘングラッドバッハのアンドレ・シューベルト(Andre Schubert)監督からメモを渡すアイデアを拝借したと明かし、「(そのときは)彼が勝って、(今回は)われわれが勝った。すべての監督がそうするべきかもしれない」と述べた。 

 一方、メモを受け取ったラームは、監督の指示に従って得点を決めたと冗談を交えながら話し、「彼は僕がゴールを決めるべきだと書いていた。だからその通りにしたんだ」とコメントした。

 グアルディオラ監督はまた、メモにはインゴルシュタットの左サイドバック、ロベルト・バウアー(Robert Bauer)を標的にするという具体的な内容が含まれていたことも明かし、「相手の左サイドバックにウインガーがプレッシャーをかけなければならないことは分かっていた」と語っている。(c)AFP/Ryland JAMES