羽生がSP世界最高得点を更新!GPファイナルで大差の首位発進
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■フェルナンデス「関係ない」
ブライアン・オーサー(Brian Orser)コーチは、羽生のすぐ後にフェルナンデスの滑走を控えていたため、リンクサイドでは「ワオ」と言うにとどまった。
前回大会で羽生に次ぐ2位に入っているフェルナンデスは、「ファンがたくさんいるから、ユヅルの後に滑走するのはいつも大変だ」とすると、「そこで世界新記録を見た。僕は自分に言ったよ。『関係ないさ。あれを抜くことはできないんだから』ってね」と滑走前の気持ちを明かしている。
24歳のフェルナンデスは、『マラゲーニャ(Malaguena)』に乗せた演技の序盤、4回転ジャンプで着氷が乱れたものの、その後は安定した滑りを見せた。
「点差を埋めるのは難しいだろうけど、ベストを尽くすよ」としたフェルナンデスは、羽生が「非常に安定していることは分かっている」と締めくくった。
世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)3連覇を誇る五輪銀メダリストのパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)は、6選手中、最下位スタートとなった。
1シーズンの休養を経て復帰した24歳のチャンは、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)歌唱の『マック・ザ・ナイフ(Mack the Knife)』に合わせたSPの中で、4回転を一度も跳べなかった。
チャンは、「すべての大会が新たなスタートなので、FSでは自分ができることを見せたい」と話している。(c)AFP/Emmeline MOORE