無敗王者ワイルダー、次戦はスピルカとタイトル防衛戦
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【12月10日 AFP】ボクシングのWBC世界ヘビー級王者で、ここまで無敗を誇るデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)が、来年1月に米ニューヨーク(New York)で行われるタイトル防衛戦で、アルツール・スピルカ(Artur Szpilka、ポーランド)と対戦することが決まった。ワイルダーのプロモーターが9日、発表した。
ワイルダーは、ウクライナの無敗王者ビャチェスラフ・グラスコフ(Vyacheslav Glazkov)との対戦を見据えていた。しかし、11月にタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)が判定でウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)を破ったことで状況が変わり、スピルカとの試合が来年1月16日に組まれることになった。
スピルカについて、「幸運を祈る。彼には必要なことだ」と語ったワイルダーは、「彼を打ち負かして、ポーランドのファンを魅了することが楽しみだ。サウスポーの彼は、リングで形勢が不利になってくると諦める傾向がある。彼は厳しい状況になると根性がない」とコメントした。
IBF・WBA・WBOのタイトルを獲得したフューリーは、ビッグマネーが投じられるクリチコと再戦する予定になっている。しかし、フュリーは次の対戦相手として義務付けていたグラスコフとの試合を選ばなかったことで、IBFからタイトルをはく奪された。
このため、通算21勝(13KO)1引き分けの成績を誇るグラスコフは、不在となったIBFヘビー級王座をかけて、通算22勝(20KO)1引き分けの実績を持つチャールズ・マーティン(Charles Martin、米国)と試合を行う。
通算35勝(34KO)無敗のワイルダーは、こうした混迷の状況を打開するため、次のリングに上がることになった。ワイルダーは今年1月に行われたタイトル戦で、バーメイン・スタイバーン(Bermane Stiverne、カナダ)に3-0の判定勝ちを収めているが、第4ラウンドを超えたのはこの試合が初めてだった。
ワイルダーはそれ以降、6月に行われたエリック・モリナ(Eric Molina、米国)戦で9ラウンドKO勝ちを収めると、さらに9月にはフランスのヨハン・デュオパ(Johann Duhaupas)を11ラウンドで破っている。
一方、通算20勝(15KO)1敗の成績を残している26歳のスピルカは、昨年の試合でブライアント・ジェニングス(Bryant Jennings、米国)に敗れたものの、その後はクラクフ(Krakow)で行われたトマシュ・アダメク(Tomasz Adamek、ポーランド)戦を含めて4連勝を記録している。
ワイルダーが試合を行えば、ヘビー級世界王者が12か月間で4試合を戦うのは、2000-01年のレノックス・ルイス(Lennox Lewis)以来となる。ルイスもまた、最近では誰もが認める世界王者であり、ワイルダーもボクサーとして目標に挙げている。(c)AFP