【12月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は9日、各地でグループリーグ第6節が行われ、グループFのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が2-0でディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に勝利。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、指揮官就任後わずか132試合目で同クラブ通算100勝の大台に到達した。

 グループFの首位通過をすでに決め、敵地マクシミール・スタジアム(Maksimir Stadium)に乗り込んだバイエルンは、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2得点を挙げて勝利を収めた。

 気温が0度に近いザグレブ(Zagreb)でのアウェーゲームに、レワンドフスキは、「いろいろあったけれど、難しい試合だったし、プレーするのは簡単ではなかった。がまんが必要だと思っていたけれど、後半に入ったらスペースができた」と語った。

  グアルディオラ監督はこの日、正守護神のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)を温存し、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)から獲得したスヴェン・ウルライヒ(Sven Ulreich)に、バイエルンでは公式戦わずか2度目となる先発を任せた。

 するとそのウルライヒは、前半6分にはヨシプ・ピヴァリッチ(Josip Pivaric)、同25分にはエル・アルビ・ヒレル・スダニ(El Arbi Hillel Soudani)のシュートを防ぎ、しっかり役目を果たした。

 グアルディオラ監督も、「チームの今日の内容には大きな賛辞を贈りたい。スヴェン・ウルライヒはすごくすごく良かったし、彼のプレーをうれしく思う」と絶賛している。

  迎えた後半、グアルディオラ監督はメディ・ベナティア(Mehdi Benatia)とフランク・リベリ(Franck Ribery)を下げ、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)とジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)を投入した。

 するとその効果はすぐに表れ、バイエルンは後半16分と19分にレワンドフスキが連続ゴールを決め、3分間で試合を決定づけた。その後、ミュラーがPKを外す場面はあったものの、大勢に影響はなかった。

 この結果、グループFではバイエルンとアーセナル(Arsenal)が決勝トーナメントに進出し、ディナモ・ザグレブは最下位で大会を終えた。(c)AFP