2020年東京五輪の新エンブレム、年明けに最終候補決定へ
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【12月8日 AFP】2020年東京五輪で使用されるはずだったエンブレムが盗用疑惑で白紙撤回になってから3か月、大会組織委員会は、新エンブレムに1万4599件の応募があったことを発表した。
佐野研二郎(Kenjiro Sano)氏がデザインした旧エンブレムは、オリビエ・ドビ(Olivier Debie)氏がリエージュ劇場(Liege Theatre)のために作ったロゴに酷似しているとして、批判を浴び、9月初めに使用中止が発表されていた。
新エンブレムについては、選考の透明性を保つため、プロのデザイナー以外からの応募を認めるなど、条件を大幅に緩和した。
7日正午の応募締め切り後、エンブレム委員会の委員長を務める東京芸術大学(Tokyo University of the Arts)の宮田亮平(Ryohei Miyata)学長は、「0歳から107歳まで幅広い応募があった」と明かし、「多くの応募に感謝している」と話した。
委員会は、国際オリンピック委員会(IOC)と共に応募作品を確認し、来月9日までに最終候補を選んで、作品の商標登録を行った上で公表するとしている。(c)AFP