【12月8日 AFP】サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏は、「へどが出る」と表現する国際サッカー連盟(FIFA)の汚職スキャンダルを受けても、W杯の2018年大会(2018 World Cup)と2022年大会(2022 World Cup)は、それぞれロシアとカタールで開催するべきだと語った。

 米連邦捜査局(FBI)の捜査で汚職が発覚し、幹部14人が起訴された5月以降、危機に直面しているFIFAでは、先週さらに16人の関係者が米当局によって起訴された。

 FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長と、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長に対して90日間の暫定資格停止処分が科される中、スイスでは、2018年のロシア大会と2022年のカタール大会の招致について犯罪捜査が開始されている。

 イングランドサッカー協会(FA)の代表団として、2018年W杯のイングランド招致を目指していたベッカム氏は、英ラジオタイムズ(Radio Times)誌で、一連の逮捕劇と2016年の次期会長選によって、FIFAが危機を脱すると思うか問われると、「いいや、彼らはただ軌道修正しているにすぎない」と答えた。

「やるべきことは山積みだ。あまりにもひどい不祥事で、解決にはしばらく時間が必要だ」

「私の見解では、これまでの措置や対処には本当に失望している。へどが出るよ」

 2018年大会と2022年大会に関しては、当時投票権を持っていた委員会メンバー24人のうち16人が、不正行為で罰せられるか、捜査の対象となっており、これまで何度も開催地決定の再投票が求められている。

 2022年のカタール大会は特に物議を醸しており、夏季に50度にも上る高温が選手と観客に危険を及ぼすとして、冬季開催の必要に迫られることになった。

 大会は11月の開幕が予定されているが、ベッカム氏は「うまくいくはずだ」と強調した。

「汚職があろうとなかろうと、これらの国が選ばれたんだ。そのことを尊重する必要がある。とにかく、サッカーを新しい国へ広めていくこと。その点にこだわっていくべきだ」

(c)AFP