【12月6日 AFP】米国務省は5日、トルコ・イスタンブール(Istanbul)にある米国領事館に「切迫した治安上の脅威」があるとして、現地滞在の米国民に対し、同領事館への訪問を避けるよう警告した。

 同省の海外安全対策協議会(OSAC)は声明を発表し、「高度な警戒レベルを保ち、地元で行われるイベントでも細心の注意を払うよう」自国民に呼びかけ、また「一層の安全対策を取ることを推奨する」と述べた。

 米民間企業と米国務省間の治安協力や情報交換を促進する組織のOSACはさらに、「米国領事館施設に対する切迫した治安上の脅威があるため、在イスタンブール米国領事はトルコ滞在の米国民に対し、本日の同領事館訪問を避けるよう忠告する」としながら、同領事館が土曜日と日曜日に閉館していることについても付け加えた。

 OSACによる警告は、カリフォルニア(California)州サンバーナーディーノ(San Bernardino)で14人が死亡した銃乱射事件発生から3日後に公表された。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」はこの事件の容疑者2人を「カリフ国の兵士たち」と賞賛している。(c)AFP