■初のクローン犬「スナッピー」製作者も協力

 天津の工場では、クローン技術によって生物多様性を守ることができるとの考えの下、世界の絶滅危惧種から採取された約500万の細胞サンプルが未来の再生に向けて液体窒素で冷凍保存される遺伝子バンクが設置される。

 ボヤライフの提携先のスアム生命工学研究院は既に、シベリアの永久凍土の中で何千年も眠っていた細胞から、クローン技術を使ってマンモスを復活させるプロジェクトに着手している。また、死んだペットの犬を復活させるニッチ市場で事業を展開しており、その対価は1回につき10万ドル(約1200万円)ともされる。

 同院の創設者、黄禹錫(ファン・ウソク、Hwang Woo-Suk)氏は、かつて切手になるほどの国民的英雄だったが、10年前、ヒトの胚のクローンに世界で初めて成功したとの発表がねつ造だった疑惑が持ち上がり、物議を醸した。

 2005年に世界初のクローン犬「スナッピー(Snuppy)」を誕生させた同氏は、大学の職を追われ、2本の主要な研究論文を撤回し、生命倫理法違反や研究費横領などの罪に問われた。

 同氏は今年、韓国紙・東亜日報(Dong-A Ilbo)に対し、「韓国では生命倫理法によってヒトの卵子の使用が禁じられているため」に自身の会社は中国でのジョイントベンチャー設立を計画していると語った。

「私たちは技術をヒトの体に応用する段階になったときのために、施設を中国に置くことに決めた」のだという。