レブロン、自身に影響を与えたコービーの引退に「さみしい」
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■コービーの気持ちの強さがいつも刺激に
ジェームズはその一方で、ブライアントの勝利に対するすさまじいこだわりについて、米国代表でチームメートになった際、その一端を目撃したとしている。
ジェームズとブライアントは、2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪でともに米国代表入りし、金メダルを獲得した。どちらの大会も、決勝で対戦した相手は、当時のブライアントの同僚パウ・ガソル(Pau Gasol)を擁するスペイン代表だった。
「試合の最初のプレーで、ブライアントはパウに思いきりぶつかり、アンスポーツマンライク・ファウルを取られた。彼はレイカーズでチームメートなのにね」
「そのとき、『この人はレベルが違う』と悟ったんだ。『この人は本当に勝つことしか考えていない。相手が誰であろうと、それがチームメートであろうが関係ないんだ』って。あれはやばかった」
さらにジェームズは、ブライアントの強烈なプロ意識が、自身のキャリアを通じて刺激になっていたと明かす。
「コービー・ブライアントがいたから、成長しなくてはならないという危機感を持てた。彼がジムに通い、コートで全力を尽くしていることは知っていた。だから俺も、今日は練習を休みたいと思う日や、もうこれ以上のプレーはできないと思った日は、いつでもコービーのことを思い浮かべていた」
「彼が日々進化していることを知っていた。だから、『お前が一日休めば、その間にまた差が開くぞ。休むなんてできるわけないじゃないか』と、自分に言い聞かせていた」
(c)AFP