【11月28日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)は27日、ワールドグループ決勝が行われ、ベルギーと英国は1勝1敗で初日を終えた。

 両国のトップ選手、ベルギーのダビド・ゴフィン(David Goffin)と英国のアンディ・マレー(Andy Murray)がそれぞれ白星を挙げたものの、その勝ち方で明暗が分かれた。

 マレーが6-3、6-2、7-5とルーベン・ベーメルマンス(Ruben Bemelmans)を一蹴したのに対し、ゴフィンは大会初出場のカイル・エドモンド(Kyle Edmund)を相手に3-6、1-6、6-2、6-1、6-0と敗戦の一歩手前から逆転勝利を飾った。

 1勝1敗となったことで、注目は雌雄を決する一戦になるとみられている28日のダブルスに集まる。マレーはダブルスで兄ジェイミー・マレー(Jamie Murray)と再びコンビを組み、29日にはシングルスでゴフィンと相まみえる。

 マレーが両試合で勝利すれば、英国はフレッド・ペリー(Fred Perry)氏を擁していた1936年以来のタイトルを獲得する。マレーは、2年前のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)で、英国人としては同年のペリー氏以来となる大会制覇を遂げている。一方、ベルギーが優勝すれば、大会115年の歴史で初のタイトル獲得となる。

 世界ランク100位のエドモンドは試合開始から2セットを連取して同16位のゴフィンを追い詰めたが、活力を失い、その後はゴフィンに試合を支配された。

 ゴフィンはこの試合の最後の12ゲームをすべてものにし、シングルスでの大会通算成績を12勝2敗とした。セットカウント0-2からの勝利は、大会を通して自身初めてとなった。

 29日に第5戦が行われることになった場合、エドモンドは再度の出場に声がかかるか否かを待つことになる。英国のレオン・スミス(Leon Smith)監督には、経験値で勝るジェームズ・ワード(James Ward)という選択肢もある。

 マレーはベーメルマンスから2度のブレークを奪い第1セットを先取すると、第2セットも出だしからブレークしてこの試合の大勢を決定づけた。

 第3セットに入り、失うものは何もないベーメルマンスがマレーの動揺を誘おうとネットへ出てドロップショットを放つと、展開は厳しいものになった。

 これに影響されたマレーが悪態をつきペナルティーを取られると、ベーメルマンスのセットポイントを防いだ際の雄叫びではベルギーのファンの怒りを買った。それでもマレーは続く2ゲームを連取し、良い形で勝利を締めくくった。

 マレーは、「第3セットは序盤でチャンスを逃し、ニューボールの後に彼の良いショットが出てきて油断できなかった。観客が興奮してきたら、それは自分のアドバンテージにしていかなければならない。良い雰囲気だけれど、あと2日は厳しいものになるだろう」とコメントしている。(c)AFP/Allan KELLY