マレーが出場試合で全勝、英国を79年ぶりのデ杯制覇に導く
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■最高のロブで勝利
各チームのトップ選手であるマレーとゴフィンは、それぞれ初日のシングルスを制しており、2日目のダブルスでは、アンディとジェイミー(Jamie Murray)による英国チームが勝利を収めていた。
1勝2敗でピンチに追い込まれていたベルギーは、フランダース・エキスポ(Flanders Expo)に詰めかけた地元ファンが熱い声援を送ったが、これまでゴフィン相手に一度もセットを落としたことがない世界ランク2位のマレーは、この日も第6ゲームでブレークを奪い、4度目のセットポイントで第1セットを先取した。
第2セットでは、サービスゲームを守り続けたゴフィンが5-4と先行し、マレーにプレッシャーをかけたが、第11ゲームで調子を上げたマレーがゴフィンのゲームを破り、第12ゲームでサービングフォーザセットを制した。
地元の期待を背負うゴフィンは、第3セットの第2ゲームでこの日初めてのブレークを奪ったものの、次のゲームでブレークバックを許すと、第7ゲームでとどめを刺されて3-4とリードされる。
マレーはサービスキープを続ければ勝利できたものの、第9ゲームでは最高のロブでゴフィンのミスを誘い、ブレークで勝利を決定づけた。
英国チームの優勝が決まった瞬間、マレーはコート上に崩れ落ち、ベンチから走ってきたチームメートと抱き合った。(c)AFP/Allan KELLY