【11月25日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は24日、同時テロ事件の犠牲者を追悼して、次の2試合で「Je suis Paris(私はパリ)」の文字がプリントされたユニホームを着用すると明らかにした。

 フランス王者のPSGは、25日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)でマルメFF(Malmo FF)と戦い、28日には多くの犠牲者を出した同時テロ事件後では初となる本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)での試合で、トロワ(Troyes AC)と対戦する。 

 PSGはクラブのウェブサイトで、「11月13日にパリで起きた事件の犠牲者を追悼し、パリ・サンジェルマンの選手は次に行われる2試合で『Je suis Paris(私はパリ)』の文字が入った特別なユニホームを着用します」と発表した。

 フランスとドイツの親善試合が行われていたスタッド・ド・フランス(Stade de France)の外での爆発もあった事件以来、リーグ1のクラブはさまざまな形で犠牲者を悼んでいる。

 サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)は22日の試合でスポンサーのロゴをなくし、エッフェル塔(Eiffel Tower)と「Peace and Love(平和と愛)」の文字が入ったユニホームを着てプレーした。

 サンテティエンヌの試合では、事件でいとこが犠牲になったオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のラサナ・ディアッラ(Lassana Diarra)も90分間プレーしている。

 リーグ1ではすべての試合で黙とうがささげられ、仏国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」が斉唱される。(c)AFP