【11月25日 AFP】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立した米民間宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)は24日、再利用型ロケットの打ち上げに成功した。これにより、同社の宇宙旅行への取り組みは飛躍的に前進するとの見方を示した。

 ベゾス氏は、ブルー・オリジンが行ったロケットの打ち上げ、着陸について、「非常に珍しいもの――使用済みロケットだ。着陸の制御は簡単ではないが、うまくいくと簡単そうに見える。私たちの動画を見てくれ」とツイッター(Twitter)に初投稿した。

 ベゾス氏は米CBSテレビの「ディス・モーニング(This Morning)」で、ロケットの打ち上げ、着陸の成功は、宇宙旅行を可能にする重要な一歩だと語った。

「私たちは、大勢の人が宇宙で暮らし、働き、太陽系の探査を続けることを長期的展望として思い描いているが、再利用性はその展望に大変革をもたらしてくれる」

 さらにベゾス氏は、宇宙旅行計画に備えてブルー・オリジンは「非常に系統的な試験計画」を続行すると述べた。(c)AFP/Rob Lever