【11月23日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で13日に起きた同時テロ事件で、同国の警察当局は22日、国立競技場「スタッド・ド・フランス(Stade de France)」の外で自爆した犯人3人のうち、最後の人物の写真を公開した。

 捜査当局は20日、この人物が10月3日、難民の中に紛れてギリシャのレロス(Leros)島に姿を現していたと発表している。同じくギリシャで難民に紛れていたもう一人の襲撃犯の写真も既に公開されているが、身元は不明のままだ。

 競技場の自爆犯3人のうち、これまでに身元が確認されたのはベルギーに居住していたフランス人のビラル・ハドフィ(Bilal Hadfi)容疑者(20)のみ。

 捜査関係筋によると、新たに写真が公開された男は、「モハマド・マハモド(Mohammad al-Mahmod)」の名義のシリア旅券(パスポート)をギリシャ当局に提示していた。レロス島に上陸した襲撃犯2人は、10月8日にギリシャのピレウス(Piraeus)港行きのフェリーに乗り、セルビアに向かう移民らに合流していた。(c)AFP