【11月22日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)は21日、決勝の第2戦が行われ、広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)が1-0でアル・アハリ(Al-Ahli Club、アラブ首長国連邦〈UAE〉)を破り、3年間で2度目となるアジア制覇を果たした。

 敵地で行われた第1戦を0-0のスコアレスドローで終えていた広州は、ブラジル出身ストライカーのエウケソン(Elkeson de Oliveira Cardoso)が決勝点を奪い、アル・アハリとの第2戦を制した。

 エウケソンは後半9分、アル・アハリの守備陣を素晴らしいターンで突破したあとにシュートを決め、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が率いるチームに勝利をもたらした。

 満員となった本拠地の広州天河体育中心(Tianhe Stadium)で2013年大会以来のタイトルを獲得した広州は、12月に日本で開催されるクラブW杯(2015 FIFA Club World Cup)にアジア王者として出場する。

 ブラジルを率いて臨んだ昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の準決勝でドイツに1-7の惨敗を喫したスコラーリ監督は、今年6月に広州の指揮官に就任してから続いている無敗を守っている。

 スコラーリ監督は試合後、「勝者というのは、あきらめることをしない。次の目標は、もちろんクラブW杯だ。私には素晴らしいクラブ、チーム、選手たちがいる。だからこの夢を実現することは可能だ」とコメントしている。

 スコラーリ監督は続けて、「人生では幸せな日々と、そうではない日々があるが、今晩は素晴らしい夜となった。私は過去に素晴らしい瞬間を何度か目にしているが、今夜は完璧で文句のつけようがない」と語った。(c)AFP