【11月22日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは21日、第13節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は1-2でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に敗れ、リーグ首位に浮上するチャンスを逃した。

 故障者が続出しているアーセナルでは、この日も、フランシス・コクラン(Francis Coquelin)が相手選手とボールを競り合った際、膝を痛めて早々にピッチを後にするトラブルがあった。

 それでも前半に試合の主導権を握ったアーセナルは、同28分、右サイドからメスト・エジル (Mesut Ozil)がFKを放つと、ゴール前でフリーになったフランス代表オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がこれを押し込み、アウェーで先制点を奪った。

 ジルーは直近の公式戦11試合で9得点目を挙げ、アーセナルはこのまま勝利を収めるかにみえたが、その喜びも5分程度しか続かなかった。

 前半35分にセットプレーのチャンスを得たWBAは、クリス・ブラント(Chris Brunt)のFKから、ジェームス・モリソン(James Morrison)がすねで合わせてネットを揺らした。

 同40分、アーセナルは窮地に追い込まれる。

 WBAのジェームス・マクリーン(James McClean)がペナルティーエリア左から折り返すと、コクランの代わりに投入されていたミケル・アルテタ(Mikel Arteta)がボールを押し込んでしまい、まさかのオウンゴールを献上した。

 試合の終盤、PKを獲得したアーセナルだが、サンティ・カソルラ(Santi Cazorla)がこれを外してしまい、アーセナルは24日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)戦を前に、苦い敗戦を喫した。

 WBAが本拠地ザ・ホーソンズ(The Hawthorns)でアーセナルに勝利するのは、実に2005年以来の出来事だった。(c)AFP