【11月20日 AFP】仏大手自動車メーカーのシトロエン(Citroen)は19日、来シーズンの世界ラリー選手権(WRC 2016)には参戦せず、2017シーズンへの準備に専念することを発表した。また、同チームでWRCを9度制しているセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)は、シトロエンを離れて、プジョー(Peugeot)でダカールラリー(Dakar Rally 2016)に集中することになるという。

 シトロエンは声明を出し、「新しい車の開発に可能な限り力を尽くすため、シトロエンは来季のWRC参戦を見合わせます」と発表。一方で、世界ツーリングカー選手権(World Touring Car Championship)への参戦は継続すると述べている。

 リンダ・ジャクソン(Linda Jackson)ブランド最高経営責任者(CEO)は、「マニュファクチャラーズタイトル獲得8回、史上最多の94勝を挙げているシトロエンは、WRCで無比の成功を収めてきました」とすると、「2017年、魅力を増した新世代の車と共に、われわれは新たな形でレースに戻ります」とコメントした。

 2017シーズンのマシンは、よりワイドで、パワフル、そして印象的になり、空力性能に優れた特徴を兼ね備え、2011年に導入された現在の形から一新されるという。

 イブ・マットン(Yves Matton)チーム代表も、「2017シーズンのWRCレギュレーションには、常に興味を持ってきた。チームは新たな挑戦を前に、モチベーションを高めている」とし、「マシンをもっと素晴らしいものにするため、自由が与えられたことをうれしく思っているのと同時に、C-Elysee WTCCのエンジン開発の可能性を楽しみにしている」と話している。

 また、史上最高のラリードライバーの一人であるローブについては、コ・ドライバーのダニエル・エレナ(Daniel Elena、モナコ)と共に、プジョーからダカールラリーに参戦する道を選んだと発表した。

 ローブは、「僕の中では1つの章が終わることになるが、今日は、シトロエンから参戦し、WRCとWTCCで収めた成功に満足していることを一番に伝えたい」と語った。(c)AFP