【11月20日 AFP】世界最高峰リーグのスーパーラグビー(Super Rugby)に参戦する南アフリカのストーマーズ(DHL Stormers)は19日、イングランド代表指揮官に就任する見通しとなったエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)氏の代役として、かつてオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)を率いたジョン・ミッチェル(John Mitchell)氏を起用する可能性が出てきたことを認めた。

 英の複数メディアによれば、オーストラリア出身のジョーンズ氏は、早ければ20日にロンドン(London)で交渉をまとめ、W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で悲惨な結果に終わったイングランド代表の新ヘッドコーチ(HC)に就任する見込みであるとされている。

 わずか数日前、ジョーンズ氏はどこへも行かないと一貫して主張していたストーマーズだったが、19日には態度を一変させ、1500万ランド(約1億3000万円)で招へいしたと報じられる指揮官を失うことを受け入れる態勢であるとみられている。

 ストーマーズのラグビーディレクターで、元スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)のハルト・スマル(Gert Smal)氏は、南アのメディアに対して、「エディー・ジョーンズの将来に関する臆測については認識している」と語った。

「それ以上は、状況がはっきりするまでコメントを控える」

 ストーマーズの一部の関係者は、AFPに対して、「われわれはエディーを失うことになるだろう。問題はその時期で、彼が去るかどうかじゃない」と明かした。

「後任の有力候補はジョン・ミッチェルだ。彼には他からもオファーがあるだろうし、スーパーラグビーのシーズンは3か月後に迫っているので、われわれは早期に行動しなければならない」

 南アフリカを拠点に活動するミッチェル氏は、ゴールデン・ライオンズ(Golden Lions)のHCとして、2011年にカリーカップ(2011 Currie Cup)のタイトルを獲得しているほか、ヨハネスブルク(Johannesburg)のテレビ局でW杯の解説者としても活躍しており、ストーマーズからは数か月前に接触があったとされている。

 事の発端は、アリスター・クッツェー(Allister Coetzee)氏がスーパーラグビーの2015シーズン終了後にストーマーズを去り、日本のクラブと高額契約を結んだことだった。

 ミッチェル氏は19日、「私は以前、ストーマーズへの興味を示し、指揮官の仕事をオファーされたことがある」と認めた。

 その際には、4年契約を強く希望していたとされるミッチェル氏に対し、チームのオファーは2年契約だったとして、「残念ながら、交渉には応じられなかった」という。

 2002年から2003年にかけてニュージーランド代表HCを務めていたミッチェル氏は、「オファーがあればストーマーズの指揮官就任を検討するつもりだが、まだ誰からも話はない」としている。(c)AFP