【11月19日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は18日、先月末にロシア旅客機を墜落させた「爆弾」だとする写真を英字機関誌「ダビク(Dabiq)」に掲載し、エジプトの空港の「安全検査をかいくぐる方法」を発見したため爆弾をひそかに機内に持ち込んだと主張した。

 ダビクに掲載されたのは、爆発物が詰められたとみられる清涼飲料水の空き缶の写真と、IS戦闘員が入手した死亡した乗客のパスポート(旅券)とされる写真。

 同誌によればISは当初、イラクとシリアで米国が主導する対IS掃討戦に参加している国の航空機を撃墜する計画だったが、ロシアが9月にシリア空爆を開始したことから、紅海(Red Sea)沿岸のシャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)を出発する露旅客機を標的に定めたという。(c)AFP