【11月18日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)は17日、3日目が行われ、大会第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-5、3-6、6-3で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に勝利し、予選ラウンド突破に望みをつないだ。

 お互いに初戦を落とし、ともに後がない状態で迎えた一戦で、錦織は第2セットを落としたものの、本人が「ラッキーだった」と話すショットもあり、ベルディハを退けた。

 昨年のファイナルでは初出場ながらベスト4に入り、今大会には参加選手の中で最年少の25歳で出場している錦織は、国旗を振って応援する多くの日本のファン、さらには英国のファンからも大きな後押しを受けた。

 第1セットで錦織は、お互いにサービスゲームをキープして迎えた終盤にブレークを奪い、6-5とリードすると、続くサービング・フォー・ザ・セットをキープしてこのセットを獲得した。錦織はドロップショットやロブを巧みに活用し、ベルディハに的を絞らせなかった。

 しかしベルディハも続く第2セット、0-2とリードされたところから一気に5ゲームを連取。このセットを制してセットカウントを1-1のイーブンに持ち込んだ。

 そして3-3で迎えた第3セットの第7ゲーム、錦織がブレークのピンチをしのいでサービスキープに成功すると、これが勝負を分けるポイントになった。

 錦織は「すごく大きなポイントでした。3本、4本とすごく積極的に来ていて、こっちは防戦一方だった。最後のショットは何とか食らいついて、あとはもう目を閉じてました。取れたのは少しラッキーだったと思います」と語った。

 錦織はその後、ブレークに成功すると、最後はラブゲームで2時間23分の激闘を締めくくった。

 予選のもう1試合では、第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破っている。

 そのフェデラーと19日に対戦する錦織は、「ロジャーとの試合は本当に大きなチャレンジになると思います。彼との試合はいつも楽しみにしています」とコメントした。

「どちらにとってもすごく大切な試合になると思います。だからまずはしっかり体を回復させて、作戦を練り、また良い試合をしたいです」

 大会最年少選手と最年長選手の対戦になることについては、「34歳にはまったく見えない。今も成長しているし、34歳になってもものすごいテニスをしている。老け込んでいる感じもしない。ロジャーと対戦できるのは本当に光栄です」と話した。(c)AFP