【11月17日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表の伝説ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が、ベネズエラで2回目となる胃バイパス手術を受け、術後の経過は「良好」だという。16日、担当医が明かした。

 減量の専門家であるコロンビア人外科医によれば、55歳のマラドーナ氏は、15日にベネズエラ第2の都市マラカイボ(Maracaibo)にある民間クリニックで手術を受けたという。

 同医師はAFPの取材に対し、マラドーナ氏が「気分は良好で、何の痛みもないと話していた」と述べ、15日の手術後に、マラドーナ氏が早速起き上がって、歩行したことも明かした。

 10年前にコロンビアで最初の手術も担当した医師は、今回の手術の必要性について、「体重の増加、及び胃潰瘍の処置」を理由に挙げており、潰瘍については、胃を接合する手術では典型的な合併症だとしている。

 3時間に及ぶ今回の手術には、ベネズエラ人の専門家2人も立ち会った。

 マラドーナ氏は今後、12か月間で30~35キロ減量し、75キロを維持することを目標にしているという。

 マラドーナ氏は、10年前に胃のバイパス手術を受けて以降、著しい肥満体形になっていた。

 しかし、医師はアルゼンチンの名選手マラドーナ氏について、総合的に健康であると述べている。

「彼の健康状態は良好で、とても壮健です。心臓も問題なく、バイタルも正常です」

 マラドーナ氏は、少なくとも8日間マラカイボに滞在した後、首都カラカス(Caracas)に移動し、12~15日間でリハビリを終えることになっている。(c)AFP